
『玉の輿神社』として有名な、京都紫野にある今宮神社。
その今宮神社を参拝したら、これを食べずして帰れない!
というほど有名なのが、名物のあぶり餅!
今宮神社の東門を抜けると、参道を挟んで『一和』『かざりや』という2店舗が向かい合っています。
『どちらもあぶり餅の専門店ならどちらを選べばいいの?どちらが美味しいの?』
そんな疑問にお答えすべく、二日間に分けて2店舗のあぶり餅を頂いて参りました!
2店舗の営業時間や定休日はもちろん、味の違いなども実体験を交え紹介します!
門前名物『あぶり餅』
あぶり餅とは、きなこをまぶした餅に竹串を刺し炭火であぶった後、白味噌の甘ダレで頂く餅菓子のことです。
餅が刺さっている竹串は今宮神社に奉納された斎串(いぐし)で、食べると厄除けのご利益があるとされています。
こちらは今宮神社の東門。(2019年5月12日撮影)
この東門から出ると・・
参道を挟んで、とても情緒のある二つの『あぶり餅』の専門店が並んでいます。
提供されているのは、あぶり餅だけ!
左側にあるのが『一文字屋和輔(いちもんじやわすけ)』さん。
右側にあるのが、『かざりや』さん。
(2019年6月8日撮影)
あぶり餅はどちらのお店も店頭で焼かれているため、東門を出るとおこげの香ばしい香りがたまりません…!
ちなみにこちらはかざりやさん。
『だいたいどれくらいの時間あぶられるんですか?』とお尋ねしたところ、
『3~4分くらいですかね…いい感じに焦げ目がつくまで炙ります^^』とのことでした。
炭火でお餅を延々と炙るお仕事・・この日も暑かったので、本当に大変だろうなぁと思いました;
一文字屋和輔
まず、2019年5月にお邪魔した一文字屋和輔さんを紹介します。
一文字屋和輔、通称『一和(いちわ)』なんと日本最古の和菓子屋さんだそうです。
平安時代創業で1000年以上の歴史があるのです!
起源を説明すると・・・994年【正暦5年】今宮神社での悪霊退散の祈願竹が使われ餅が供えられました。
諸説はありますが、一和の初代が1000年【長保2年】にその餅を参拝者にふるまったのがはじまりと言われています。
今宮神社もおよそ1000年の歴史がありますから、今宮神社の歴史=一和の歴史=あぶり餅の歴史というわけです。
(2019年5月12日撮影)
『お座敷と椅子どちらにされますか?』
お座敷にも惹かれたのですが、店先の椅子に腰掛けました。
ちなみにお座敷はこんな感じ!もうめっちゃくちゃ風情があります・・。
お庭を眺めながらの一服もそそられますね!ですのでお座敷もおすすめです。
私の座った店先からの景色です。向かいのかざりやさんが見えます。
なんだかこの風景、伊勢のおかげ横丁を思い出すのは私だけでしょうか?
席についてまず、お茶を用意していただきました。
純和風の風景を眺めながら、お茶で喉を潤す…とても贅沢な時間です。
一文字屋和輔のあぶり餅
そしてそして、5分程待って運ばれてきたのが、こちら!
これが一和さんのあぶり餅です。一人前が13本で500円です。
大人の親指~人差し指第二関節くらいのサイズでしょうか・・?
この不揃いな形が手作りのあたたかみを感じさせます^^
13本ありますが、お餅自体が一口サイズなので、ぺろっと食べられます。
表面はパリっ、中はもちっとした触感。
お味はというと、、ほんのり白味噌の効いたとっても優しいお味。
おこげの香りもふわっと広がって。。身も心もほろっとほぐれます。
入っているのは、砂糖なのでしょうが、白味噌と相まってまるで和三盆のような優しい甘さに感じました^^
とっても美味しかったです!
一文字屋和輔は持ち帰りはできる?
とっても美味しいあぶり餅。
『家でも食べたい!』『家族にも食べさせてあげたい!』と考える方はきっと多いですよね。
ご安心ください!3人前から持ち帰り用の注文が可能です!
上の写真のように値段の貼り紙がされています。
3人前ー1500円
4人前ー2000円
5人前ー2500円
保存料は使用されていませんので、当日中に召し上がりましょう!
ですので、翌日、また数日後にお土産として渡すのは難しいと思われます。
一文字屋和輔の営業時間・定休日・アクセス
【店名】一文字屋和輔 (あぶり餅 一和)
【所在地】〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町69(南側)
【電話番号】075-492-6852
【営業時間】10時~17時
【定休日】水曜日※なお、定休日が祝日の場合は、翌日が休み
【交通】京都市営バス46系統『今宮神社前』より徒歩3分
【駐車場】有り(あぶり餅を購入し、会計時に伝えると60分無料券がもらえる)
※情報は変更の可能性がありますので、最新情報は店舗にお問合わせください。
かざりや
一和さんであぶり餅を堪能し約1ヶ月後、今度はかざりやさんにお邪魔しました。
(2019年6月8日撮影)
一和さんであぶり餅を堪能し約1ヶ月後、今度はかざりやさんにお邪魔しました。
こちらのお店のお母さんたち『ようおこしやす~』『ようお参りやす~』と声をかけてくれます。
関西のおっちゃん的な『へい!!らっしゃいっ!!』的な威勢のいい感じではなく、
なんだか、とても優しい響きで癒されるんです。^^
好きだなぁ・・こういう雰囲気・・としみじみ。
ちなみに一和さんは老舗中の老舗ですが、こちらも江戸時代創業400年と、長い歴史のあるお店です。
一和さん同様、かざりやさんにもお座敷はあります。(2019年6月8日撮影)
ですが、『こちらにどうぞー』と店先の椅子に案内されたのでそちらに座りました。
こんな風に小さなテーブルを用意してくださいました。
お茶のサービスは一和さんと同様ですね。
かざりやのあぶり餅
注文から約5分、かざりやさんのあぶり餅が運ばれてきました・・!
かざりやさんも1人前(13本)で500円。餅のサイズも一和さんと同様です。
1つ1つが小ぶりで1口サイズなので、全部トータルして小餅1つ分くらいでしょうか。
2、3本同時に食べる・・とか全然できてしまいます。(食いしん坊)
形は、一和さんよりもさらに不揃い・・?丸みを帯びているようにも感じました。
お味はというと、、一和さんよりも、若干お味噌の味が濃いように感じました。
一和さんのほうは、やさしい甘さが印象的でしたが、かざりやさんは優しいながらも味噌味が効いています。
こちらも美味しい!より『味噌』を堪能されたい方にはかざりやさんをおすすめします。
それでは、名物あぶり餅を情緒あふれる風景とともにご覧ください笑
こちらは、おこげしっかりタイプのあぶり餅。
こちらは、おこげの無いもちもちっとしたあぶり餅・・!
どちらも美味しいです。
かざりやは持ち帰りはできる?
かざりやさんも持ち帰りは可能です!
(2019年6月8日撮影)
お値段も一和さんと同じです。
ちなみに、かざりやさんも持ち帰りは3人前からです。
3人前ー1500円
4人前ー2000円
5人前ー2500円
かざりやさんも保存料を使用されていませんので、当日中に召し上がりましょう!
かざりやの営業時間・定休日・アクセス
【店名】本家 根元かざりや
【所在地】〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町69(北側)
【電話番号】075-491-9402
【営業時間】10時~17時
【定休日】水曜日※なお、定休日が祝日の場合は、翌日が休み
【交通】京都市営バス46系統『今宮神社前』より徒歩3分
【駐車場】有り(あぶり餅を購入し、会計時に伝えると60分無料券がもらえる)
※情報は変更の可能性がありますので、最新情報は店舗にお問合わせください。
一和・かざりや基本情報・違いまとめ
【営業時間】10時~17時(両店とも同じ)
【定休日】水曜日 (両店とも同じ)
【料金】一人前13本500円(両店とも同じ)
【味】
一和:白味噌控えめのやさしい甘さ
かざりや:味噌味の効いた味わい
【持ち帰り】3人前より注文可能(両店とも同じ)
営業時間から料金に至るまで違いはほとんどありません!
白味噌控えめが好みの方は、一和さんがおすすめ!
味噌味の効いたお味が好みの方には、かざりやさんがおすすめです!
正直どちらも美味しいので、味の好みでお選びください^^
ただ、定休日が両店とも同じですので、水曜日に訪れてもあぶり餅を食べることは出来ません!
今宮神社へのアクセス
正式名称 | 今宮神社 |
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所在地 | 京都府京都市北区紫野今宮町21 |
電話番号 | 075-491-0082 |
休日・休館 | 無休 |
拝観時間 | 境内自由 |
社務所受付時間 | 9時~17時 |
交通 | 市バス『今宮神社前』下車すぐ / 市バス『船岡山』より徒歩7分 |
駐車場 | 有り(44台)【有料】
【通常】 ■9:00~18:00(最初の60分:100円 以降30分:100円) ■18:00~9:00(60分:100円) 【年末年始/12月31日~1月5日】 ■終日60分:500円 |