
大石(おおいし)神社
由緒
昭和10年に赤穂義士(あこうぎし)である
大石内蔵助良雄(おおいしくらのすけよしお)の義挙をたたえるため、当時の京都府知事をはじめ、
全国の崇敬者により大石が一年ほど住んでいたといわれる地に創建された比較的新しい神社です。
大石内蔵助は、元禄十四年(1701)の六月下旬に、閑静で人目につきにくく、
かつ交通に便利なこの山科の地に移り住みました。
この土地で同士の会合を開き、事件の善後策を練ったそうです。
最初は主君浅野家の再興を謀りましたが、結局お家再興はかなわず
吉良邸(きらてい)への討ち入りを計画します。
元禄十五年十二月十四日、討ち入りは見事成功、本懐を遂げました。
毎年、討ち入りの日である12月14日には、『義士祭』が行われ、
山科全域から選ばれた四十七士をはじめ総勢300人の大行列がここ大石神社を目指します。
御祭神とご利益
御祭神:大石内蔵助良雄(おおいしくらのすけよしお(よしたか))公
ご利益:大願成就
義人社:天野屋利兵衛(あまのやりへえ)
ご利益:商売繁盛
境内散策
こちら参道から鳥居を撮影したもの。
参拝時はまだ桜シーズンで、参道に立ち並ぶ桜が圧巻でした。
ゆっくり落ち着いてお花見できました。
こちら大石神社は穴場のお花見スポットですね。ちなみに秋は紅葉がきれいです。
■手水舎
真っ直ぐに生えた竹が美しいです。この素朴な雰囲気が好きです。
■大石神社の御神木 大石桜
こちらは本殿前にある御神木のしだれ桜で、祭神である大石内蔵助にちなんで
『大石桜』と呼ばれています。樹の高さは約10mほどありとても大きいです。
通常の桜より開花が早いようで、参拝時はもう葉桜になっており、残念でした。。
毎年四月の第一日曜日には「さくら祭」が催されます。
ライトアップもされるそうですよ。
■本殿
元禄15年12月14日、数々の苦難を乗り越え、吉良上野介(きらこうずけのすけ)を討ち果たし
主君である浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の仇を討った、大石内蔵助をはじめとする
赤穂義士47名。その働きから、大願成就のご利益があるとされています。
どっしりと構えた本殿の佇まいはそんな四十七士の生き様を想像させますね。。
■大石内蔵助像
こちら拝殿向かいに鎮座する大石内蔵助像です。願掛け札がたくさん貼られています。
願い事を書いた札を持って神前にて願いを込めたあと、もう一度、石像台に札を貼って
祈願するそうです。初穂料は200円でした。
■天神うし
大石像の隣には合格祈願の天神うしがいました。
なんとなーく牛の形をしております。隣に『天神うし』との立札がなければ
牛だと気づかない・・?かもしれませんね(^_^;)
■天野屋利兵衛を祀る義人社
天野屋利兵衛(あまのやりへえ)は大阪堺の商人で赤穂浪士の討ち入りに際し、
武器の調達において協力し、赤穂義士を支援した義商として英雄化された人物です。
現在では「商売の神様」 として信仰されています。
役人の拷問にあっても口を割らずに義を貫いたとされ、
「天野屋利兵衛は、男でござる。」という台詞が有名です。
■忠臣蔵宝物殿
忠臣蔵ファンには嬉しい宝物殿!なんとこちら、拝観無料なんです。
【拝観時間】午前9時~午後5時/休館日なし
宝物殿には討ち入り姿の赤穂浪士を描いた「四十七士図屏風」や大石内蔵助の書をはじめ、
小野寺十内秀和の書、大高源吾忠雄の書、など四十七士ゆかりの品々が展示されています。
また歴代の東映作品で大石内蔵助を演じられた俳優さんたちの写真なども飾られていました。
元SMAPの木村拓哉さんも忠臣蔵の撮影の合間に参拝されたようです!
そしてあの中村勘三郎さんも参拝されていたようです!(当時は勘九郎さん)
とても懐かしい・・お写真でお姿を拝見すると感極まるものがありますね…
平成11年のNHK大河ドラマにて大石内蔵助を演じられたようで、
その成功を祈っての参拝でしょうか…?(^_^)
神社にかわいいポニー!
■大石神社のアイドル ミニホースの花子ちゃん
最初、神社に到着した際、姿が見えず
『あれ・・!花子ちゃんがいない・・!』
とがっかりしてしまいました。
が、、、端っこにいて影と同化してしまっていただけでした。笑
涼んでいたのでしょうか・・?
元気な姿が見られて、よかったよかった(*^_^*)
宝物殿拝観後、しっかり姿を確認できました。お食事中です。
とても大人しくかわいいポニーです・・///
神社にこんな可愛いポニーがいたら子供たちも喜びそうですね。
✿花子ちゃんプロフィール✿
【種類】 ファベラ・ミニホース 【誕生日】 平成11年4月30日
平成19年にこちらの神社にやってきたそうです。
あげてもよいもの⇒にんじん・白菜・キャベツ・りんご・レタス
あげてはいけないもの⇒パン・おかし・いも・かぼちゃ・田、畑などの草
※あげてもよいものもお腹をこわす恐れがあるので、あげすぎ注意とのことです。
大石神社のお守り
大石神社の神紋である『左二つ巴』が刺繍されたお守りをはじめ、
陣太鼓のお守りなどいろいろとありました。
こちらは大石神社の絵馬。大石内蔵助が描かれています。
■ 花ちゃん御守り 授与料 600円
こちら大石神社のポニー花子ちゃんをモチーフにした
ちりめん素材のかわいいお守りです。
ご利益:『何事もうまくいく』
■はなさち守 【期間限定】
ちなみに私はこちらを購入しました。
大石神社の拝殿前にある桜、大石桜をモチーフにしたお守りです。
こちらは桜開花シーズンのみの授与です。
ご利益:『万人に愛される満開の桜のように人をひきつける魅力で幸を得られる』
御朱印
大石神社の御朱印です。
まとめ
私が神社に滞在していた間、男性の方が数人ほど参拝に来られておりました。
祭りの際は賑わうのでしょうが、境内は穏やかな空気が流れていて
基本落ち着いて、ゆっくりと参拝できる神社かもしれません。
忠臣蔵ファンの方におすすめであることは言うまでもありませんが、
宝物殿も無料で拝観できますし、かわいいポニーにも会えますし
ゆったりとした時間を過ごせる穴場神社です。
大石神社はバス停からすぐなので、アクセスはよいです。
ただバスの本数が少ないので事前に時間を確認されることをおすすめします。
アクセス
正式名称 | 大石神社 |
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所在地 | 京都府京都市山科区西野山桜ノ馬場町116 |
電話番号 | 075-581-5645 |
休日・休館 | 無休 |
参拝時間 | 境内自由 |
拝観時間(宝物殿) | 午前9時~午後5時/拝観無料/休館日なし |
交通 | 京阪バス「大石神社」下車徒歩約3分 |
駐車場 | あり(20台)【無料】 |